荒木博行さん、文藝春秋より
この本はオススメです。
特に、何か新しいことを始めようとしている人にとって
また、現状に何かモヤモヤを抱えている人にとって
最適な一冊だと思います。
本の内容は以下のリンクに譲ります。
作者の荒木さんのvoicyです。※なお、声もとっても素敵です。
こっそり修身教授録もヒントに・・とのこと。
その他、ご本人の悩みも共有されて更におもしろく読めます。
さて、私の学びを以下に共有したいと思います。
1. 何か始めるときは、誰だって藁しか持ってない。
本の中では個人が持つスキルのことを『マイクロスキル』としています。
まさに、藁です。
その藁にアブというマイクロスキルを組み合わせたからこそ、
わらしべ長者は長者になれたのだと、伝説の人事部長が説明します。
なるほど、と。
自分の技術そのものは大したことがないかもしれない。
今、自分にとっては。
それを旅の中で組み合わせていくことで、
それが他人様にとっては、喉から手が出るほど欲しいものになるかもしれない。
自分が始めた起業相談も、正直なところ大したこっちゃない(苦笑)
でも、それにほかの知識や技術を合わせて提供したり、
始めたらからこそ出来たご縁に救われたりしてるなぁ、と。
じゃあ、何かを変えたい人は、何をどうすればいいか。
2. 抽象的な願望は具体的にスケジュールに入れないと永遠に願望のまま
本の中では、伝説の人事部長が若手社員に対して
『考えるための時間を、具体的にスケジュールに入れる』ことを勧めます。
これは、自分にとっては会社を作ったことに似てると感じました。
この不安定な世の中で、自分や家族の生き残りをかけて、
また、自分の自分らしい人生の実現のために何かを始めないといけない。
じゃあ、新しい自分のために会社つくっちゃおう!みたいな。
そんなに軽くはないですが、ま、そういうノリも多少あったような気がします。
3. 目的のピラミッド
そもそも、その仕事はなんのためにやっているのか、の抽象度を高めて、
仕事の本当の目的についての手触り感を確かめていくフレームワークだと感じました。
ので、早速、やってみました。
私の場合は、
『個人にとって自分らしい生き方の実現』とか
『組織にとってのより良い運営の実現』とか
少し抽象度が高いことが目標としてあるので、それを
上下に展開していくようなピラミッドになりました。
気づきとしては
- 生き残り(生存本能)って本当?
- 組織へのアプローチをやってない?
そもそもの大上段がまだなんとなく納得いかない感じなのと
大切なもう一つの考えの具体的なアクションが取れていないことに
気づくことができました。
このフレームワークは誰にでも、どのタイミングでもできることなので
一度サクッと、継続的にジックリ、
トライされることをお勧めします。
私はできたピラミッドをPCのデスクトップピクチャーにして
毎日ちょっとづつ考えてみようと思います。
感想
繰り返しになりますが、とってもおすすめの一冊です。
特に、現状を変えたい人にとって最適だと思いますが、
そうでなくても、自分の立ち位置を確認することができる
一冊だと思います。
なお、個人的にはある人に贈りたくなった本でもありました。
いろいろが寓話が出てくるので、その本を再読したりもして、
本やお話の持つ力、意味を再認識することができました。
まさに『本と学びのプロ』の荒木さんの一冊だと思います。
是非。