【9月の歳時記Ⅱ】

 9月の第3月曜日は『敬老の日』

 ということで、2023年は9月18日が敬老の日です。

 この日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨として制定されました。

 覚えていらっしゃる方もまだまだ多いと思いますが、以前の敬老の日は9月15日でした。

 祝日法の改正でハッピーマンデー制度が実施されるようになったため、2004年の9月から「第3月曜日」になりました。(来年で20年経つのですね…)

 そのおかげで 「シルバーウィーク」なる連休が誕生し、お休みが増えて喜ぶ人も増えたかもしれません。

 しかし、何となく振替休日的な扱いというか、連休の中に埋もれてしまい『敬老の日』としての存在感が薄くなってしまったような感があります。

 9月15日が敬老の日になったのは、1947年(昭和22年)9月15日に兵庫県多可郡野間谷村において初めての「敬老会」が開催されたのが始まりでした。 

 純粋にお年寄りを大切にしようという目的の他に、当時は戦後間もない時代でもあり、子供を戦地に送り出した親の精神的な苦悩に寄り添いたい気持ちもあったそうです。

 敬老会の対象は55才以上とされていたそうですが、今ではまだまだバリバリの現役ですね。

 日本は儒教の教えを受けてきた国ですから、高齢者はもちろん、年長者を敬うように長い間教育されていました。しかし、近年はその傾向は変化しています。年長者を敬わなくなったのではなく、「個人」としてしっかり見られるようになってきているということです。

 「高齢者だから、年長者だから敬う」ではなく、その人個人が人間としてどうであるかが重要になって来ています。長く生きてきたからと言って、大切にされたり、敬われたりするわけではないので、人生をどう過ごしてきたかなどが周囲の人からの判断に繋がるわけです。

 還暦は生まれた時から数えて干支が一周するので、第二の人生の始まりと言われます。

 つまり、0歳からの再スタートとも言えます。したがって、70歳は10歳、80歳は20歳ということになり、まだまだ若者です。これからでも色々挑戦できます。

 今は生活環境も食べ物も良くなり、健康状態がかなり向上していますので、「人生100年」も全く夢のような話ではなくなっています。

 心身ともにいつまでも元気で長生きし、これからの人生も楽しんでいきたいですね。

(植木 乃梨子)

   

関連記事

  1. 【11月の歳時記】

  2. わたしの文章修行法

  3. 直観力と視写:小論文での表現方法とその鍛え方

  4. 文章を研ぐ

  5. 自分の好きな文章を視ながら紙に書き写してみよう

  6. 【9月の歳時記】