人生の宿題

 私はラジオを聴くことが好きです。車で移動中や自宅で作業をしている時には必ずといっていいほどラジオ番組を聴いています。ある日ラジオを聴いていて「人生の宿題」について山崎怜奈さんの番組でその日の「テーマ」として取り上げられていました。

 ラジオから流れている話を聴きながら私の宿題って何だろう…とふと考えて「はっ」としました。

 私の人生の宿題は「文章に携わる仕事をする」でした。

 もともと私は子供のころから文章を書くことが好きで、夢は「マスコミに就職して文章に携わる仕事がしたい」でした。しかし当時は「就職氷河期」真っ只中です。電話帳のような分厚さの冊子に付いているハガキに自分の名前を書き、企業が開催する説明会に応募するもののなかなか返事が来ない…なんてことを繰り返すうちに「マスコミに就職したい」という夢は叶えるどころではなくなり、親のつてを頼って就職し故郷にUターンしました。

 そして、会社員として25年以上が経過し、ブログで自分自身の心境などを綴るという程度の日々を過ごしてきました。

 仕事に行き詰っていていた休日、外に出る気力もないまま部屋の中でヒーリング音楽を聴いていた中で「文章添削士」説明会のWEBページに出会ったのでした。

 養成講座を受講し、実際に文章添削士になってから約1年が経過しました。養成講座アシスタントや仲間との勉強会で今思っているのは「言葉の使い方」と「言葉をいかに伝えるか」です。テレビやラジオを見たり聴いたり、雑誌、本を読んでいても今までだと見過ごしてきた言葉に気付くようになりました。そして、違和感を少しでも減らして伝わりやすい文章を書きたいという気持ちがより強く意識するようになりました。

 これからも文章添削士という「文章に携わる仕事」を通して、自分自身の文章を磨くと共に、文章を書くことに悩んでいる人たちのお手伝いができるよう日々精進します。

(茅根康義)

   

関連記事

  1. 【前編】「伝える」と「伝わる」の違いとは?〜会話編〜

  2. 小論文もWeb会議も…≪受験からビジネスまで≫【前編】

  3. 【会議を要約する】~議事録作成から学んできたこと

  4. 直観力と視写:小論文での表現方法とその鍛え方

  5. 【小論文と作文の違い&小論文の書き方ポイント!例文多数】

  6. 書いた文章の量は嘘をつかない