まずは「問い」を疑ってみよう

Q:あなたは「問い」が間違っていると感じたことはありますか。それはどんな時だったでしょうか。

 このような「問い」を受けたらあなたはどう答えますか?

 例えば、上司から売上を上げるために何をすれば良いかと問いを受けたとします。

 担当者は今までやったことがない方法も含めていくつか提案しましたが、上司は頭から否定していて聞く耳を持ちません。

 いくつか案を出した上で、最終的に会社の近くにある駅でビラを配るという方法で落ち着きました。

 しかし、実際にビラを作ろうとするといくつかの疑問が浮かんできました。

 どんな内容でビラを作るのか
 どんな人に配るのか(どの年代の人に配るのか?時間帯は?)
 など。

 しかし、上司には具体的なプランは提示されず、担当者に丸投げになりました。

 結局当たり障りのない文言でチラシを作ってそれを駅で配るというプランになりました。

重要なことは、正しい答えを見つけることではない。正しい問いを探すことである。間違った問いに対する正しい答えほど、危険とはいえないまでも役に立たないものはない。

ピーター・ドラッカー

 疑う力とは、自動車のブレーキのようなものです。思考のアクセルを踏みすぎずに修正できるよういったん立ち止まって考えることです。今回の例は、上司が過去にやって上手くいった方法を一度疑ってみることで、進んでいる方向が本当にそれで良いのかを考え確認することができます。

 その方法が本当に今の状況に合っているのかをよく考えてから、情報として蓄積しなければなりません。いったんは疑って、自分が信じるに値する情報なのかどうかを見極める必要があるのです。

 今回の「問い」はポルタに掲載されている「問い」のひとつです。

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