10月に『日本中の神様による全国会議』というブログを書きましたが、その中で「10月には出雲大社に全国の神様がお集りになり『来年のご縁』を決めていらっしゃる」ということを書きました。
その10月も数日前に終わりましたが、どのようなご縁が結ばれる結果になったのでしょうか。来年私たちにどのようなご縁が訪れるのか、とても楽しみです。
そして、すでに11月となりました。
11月の和風月名といえば、『霜月(しもつき)』がよく知られていますが、他にも『神楽月(かぐらづき)』、『神帰月(かみかえりづき)』、『雪待月(ゆきまちづき)』のような異名もあります。
それぞれの呼び名の由来は、次のようになっています。
『霜月』は文字の通り、霜が降りるようになる月という意味から。
『神楽月』は、稲刈りも済み収穫を祝う神事の際に神楽の舞を奉納していたことから。
『神帰月』は出雲大社にお集まりになっていた全国の神様が、それぞれの地へお帰りになることから。
『雪待月』は霜が降りるとやがて雪が降る季節が来ることに思いを馳せることからきているといわれています。
和風月名は1年を通して、自然に関するものや生活や行事に密着した名前が多いのですが、非常に趣があり先人たちの表現の豊かさも感じることができます。
雪待月といえば、11月7日は『立冬』です。
立冬を過ぎると、いよいよ暦の上の季節は冬になります。
11月は紅葉が真っ盛りというシーズンであり、冬を感じるにはまだ少し早いかもしれませんが、朝晩はめっきり寒くなりますのでそろそろ早めの冬支度を始めてもよいかもしれません。
さらに、11月といえば伝統的な行事が多い月です。 11月3日は文化の日でしたが、これから酉の市、七五三、勤労感謝の日などがあります。
すべてをご紹介することはできませんが、今月の後半には勤労感謝の日について書いてみたいと思います。
(植木乃梨子)