5月の第2日曜日は『母の日』
2023年は5月14日となります。
母の日は日本だけの行事ではなく、元々はアメリカから伝わってきたものでした。
カーネーションと母の日の関係は、20世紀初頭のアメリカで、アンナ・ジャービスという女性が、母の命日である5月10日(9日説もあり)に追悼のため、教会で白いカーネーションを配ったことが由来と言われています。
そして、それを受け、ウエスト・ヴァージニア州の知事が5月の第2日曜日を「母の日」にすると宣言し、次第にアメリカ全土に広がっていきました。
その後世界中へと広がり、カナダ、ブラジル、デンマーク、ベルギー、イタリア、オーストラリア、ドイツ、フィンランド、トルコ、中国なども5月の第2日曜日が母の日となっているそうです。(2017年現在)
日本に渡ってきたのは、明治時代の末頃で1915年には教会で行事が催されるようになり、そこから徐々に民間へと広まりました。
実は、最初は香淳皇后(昭和天皇の皇后)の誕生日である3月6日が母の日とされたそうですが、戦後にアメリカと同じ5月の第2日曜日になりました。
「母の日はカーネーションを贈る日」というイメージが定着しているかもしれませんが、日頃の苦労をいたわり、お母さんに感謝を表す日ということが世界中に広まった本当の意味でもありますね。
また、5月の第2日曜日ではなく、別の日を母の日としている国も多くありますが、月や日が異なっても『お母さんへの感謝』は万国共通の想いですね。
今年、皆様のところではどのような母の日をお過ごしですか。
(植木 乃梨子)