志望理由書の書き方
志望理由書を書くための4ステップ【中編】
前編では「ステップ1. 将来の夢」「ステップ2. 夢を抱いたきっかけ」をお伝えしました。
↓↓こちらの【前編】をお読みになってから本記事をお読みください。↓↓
今回は中編です。中編は4ステップの中で重みをおくべき点が凝縮されています。
4ステップの後半戦は「中編」と「後編」の2回に分けて詳しく説明していきます。
ここで再度4ステップの復習をしておきましょう。
それでは、「ステップ3. なぜその志望先か」から説明していきます。
ステップ3.なぜその志望先か
志望理由書を書くための4ステップ【前編】でもお伝えした様に、「告白」を成功させるためには相手の胸に響く言葉で自分の想いを伝えることが大切です。
志望先に提出する「志望理由書」も同じです。
志望校分析・企業分析の例
- 「なぜ(志望先)を選んだのか」
- 「なぜ(志望分野)を選んだのか」
- 「なぜ(他の志望先)ではダメなのか」
- 「なぜ(他の志望分野)ではダメなのか」
志望校分析・企業分析の攻略ポイント
志望先分析を十分にした上で自分の言葉で説明します。なぜ同種の他学校ではなく(志望校)なのか。なぜ同業他社ではなく(志望企業)なのか。「志望先でなければならない理由」を「ステップ1. 将来の夢」「ステップ2. 夢を抱いたきっかけ」と関連づけて伝える必要があります。更に説得力を持たせるための攻略ポイントを押さえていきましょう。
- 「個人的な理由を述べる」
- 「志望先が褒めて欲しいところを褒める」
攻略ポイント①個人的な理由を述べる
自分にしかない「個人的な理由」を挙げ相手の心に残るストーリーを伝えます。そのためには自分の足で現地に出向く必要があります。コロナ禍で状況はさまざまではありますがOC(オープンキャンパス)や説明会が実施される学校もあります。企業であればインターンシップ実施の企業もあるでしょう。実際に訪れて見なければわからなかった雰囲気や、現場の方々の会話から何か収穫があることも大いに期待できます。機会は最大限に利用しましょう。
また、家族や親戚の母校であったり、紹介等があれば、更に一歩踏み込んだ個人的な繋がりを伝えることができます。この機会に周りのリサーチもしてみましょう。
攻略ポイント②志望先が褒めて欲しいところを褒める
自分の表面的な部分を褒められるよりも、自信がある部分や内面的な部分を褒められたときの方が、相手に対して人は好感を持ちます。同じ様に、志望先もHPや公に出しているPR内容から「誰でもすぐに入手できる情報」を褒められても心には響きません。HPやネット検索を使い情報収集をすることは大切ではありますが、ここでも現地の情報を入手することが大切です。様々な手段で志望先の情報を入手し「志望先が褒められて嬉しいところ」をしっかり押さえます。志望先の理念や方針に加えて、実際に見聞きした経験をもとに、「自分にしか伝えられないこと」として熱意とともに伝えましょう。
「自分」と「志望先」を関連づける
志望校分析・企業分析は行動力とリサーチ力で大きく変わります。次に分析結果を自分に結び付け、自分と志望先を関連づけます。ここでライバルに差をつけ自分が選ばれるために、志望先でなければならない「根拠」を述べることが必須となるのです。
今回のまとめ
今回は「志望理由書を書くための4ステップ」の中でも山場になる「ステップ3. なぜその志望先か」について、具体的攻略ポイントもあげながら説明しました。
- 「自己分析」「志望校分析・企業分析」を十分に行う
- 「自分と志望先」を関連づける
- 「入学の動機」と「意思の根拠」を述べる
以上の流れをしっかり覚えておいてください。
次回はいよいよ「志望理由書を書くための4ステップ」の最終回「ステップ4. 合格後(入学後)どうするか」です。【後編】も重みがある最終山場となりますので、しっかり学んでいきましょう。
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(文章添削士協会blog班)