2月のなぜを探る

2023年が始まってから1カ月が過ぎ、もう2月になりました。
2月の和風月名(旧暦の呼び方)は『如月(きさらぎ)』といいます。

この名前は、寒さが増し着物を更に重ねて着る様子の『衣更着』から来ており、それが変化して『如月』になったという説があります。

旧暦の2月は、現代の2月下旬から4月の上旬頃にあたりますからもう少し暖かかったのではないかと思います。

そう考えると『衣更着』の様子は、旧暦の時代よりも現代の季節の方が合っているような気がします。

しかし、2月は『節分』や『立春』を迎え、「暦の上ではもう春」と言われる月になります。そのため、「陽気が暖かくなり始めるころ」を表す意味で『気更来』と書いて“きさらぎ”と呼んだという説もあり、こちらの方が旧暦の気候には合っていたかもしれません。

ところで、2月は他の月よりも日数が少ない月だったり、4年に1度日数が1日多くなったりと何だか他の月と比べて少し特別ですね。

その理由を探ると、遠く紀元前まで遡ることになります。
現代の『グレゴリオ暦』が使用される前にはその元となった『ロムルス暦』が使用されていました。その『ロムルス暦』では1年が10カ月しかなく、さらに3月が1年の初めの月だったそうです。

つまり2月は1年の最後の月にあたり、地球の公転と暦のズレなどによる日数調整は1年の最終月である2月に行われていました。2月が閏月になるのはそのためだそうです。

グレゴリオ暦になったときに日数調整の月を12月にしなかったのは、2月には1年間の大祓いなどの宗教的に重要な儀式が多く行われていたため、旧暦の慣習を受け継いで残されたとのことです。英語の『February』は、“浄化と贖罪の祭典“という意味の『Februa (またはFebrualia)』という言葉から来ているそうですので、この月が宗教的にも重要な月であったことがわかります。

2月は日数が少ないから労働日数が少ないから嬉しいとか、オリンピックがある年は閏年だとか、どうでもいいことを言いながら特に不思議にも思わず過ごしてきた2月でしたが、調べてみればちゃんと理由はあったのですね。

そんなことで、ふと思いました。

世の中の情報や様々な知識を、本や新聞を読むことで得ることはとても大切ですが、日常的に身の回りにあることに対して「なぜ?」と小さな疑問を持つことから始めるのが最も簡単で楽しく学べる方法ではないかということです。

「なぜ?」と思うということは、興味を覚えたということで、興味のあることはどんどん知りたくなるから、頭にも入りやすいですね。

「何かに興味を持つ」ということは、年齢性別職種に関係なく、誰でも楽しめることです。

今月もまた、何か新しい「なぜ?」を探してブログでご報告していきたいと思います。

(植木乃梨子)

   

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