志望理由書を書くための4ステップ【後編】

志望理由書の書き方

志望理由書を書くための4ステップ【後編】

【中編】では「ステップ3. なぜその志望先か」をお伝えしました。
今までの内容は下記【序章】【前編】【中編】をよく読み、理解を深めてください。
特に【中編】は今回同様、志望理由書を書くための4ステップの中での重点事項になります。

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それでは、【後編】「ステップ4. 合格後(入学後)どうするか」を説明していきます。

ステップ4.合格後(入学後)どうするか

ここで改めて志望理由書を書くための4ステップ【前編】でもお伝えした、「ステップ1.将来の夢」を思い返してください。自分の夢を叶えるための目標は何でしょうか。

目的と目標の違い

目的と目標の違いは分かりやすく端的にまとめると以下のようになります。

  • 目的とは:長期的なものであり、最終的なゴールとなる
  • 目標とは:短期的なものであり、目的を達成するための具体的な方法を指す

「ステップ1.将来の夢」で決定した将来の夢があなたの目的となります。それでは次に、その目的を成し遂げるための目標設定をしてみましょう。

目標の例

先述したように、目標は目的を達成するための具体的な方法です。そのため具体的な方法は複数あって構いません。むしろ複数ある方が、目的達成のために良く考えている自己アピールにもつながります。

  • 「〇〇な●●になるために貴学で△△な事を学びたい」
  • 「●●になって△△をしたいため、御社で▲▲のように仕事に取り組みたい」

志望先に受け入れてもらった後の誓いを述べ、入学・入社することで志望先のメリットになることを伝えます。

目標を抱負に変換する

志望先が求める人物像を把握した上で自分はどんなことを成し遂げたいのか取り組みたい内容や挑戦したいことを具体的に述べます。その際、志望先の価値観とマッチングするように気をつけましょう。

  • 誠実な学生を求めている大学の場合:真面目に学業に取り組み励む印象の学生
  • 卒業後大学の名前を広めてもらいたい大学の場合:さまざまな事に取り組み活躍する意欲のある学生
  • 決められたタスク以上のことをこなせる人材を求める企業の場合:率先して自ら実行し利益を生む意欲のある人材
  • 企業評判を高めることができる人材を求める企業の場合:リーダーシップを取り、企画立案意欲とコミュニケーション能力のある人材

抱負から意思表明に変換する

抱負を「簡潔に」意思表明へ変換します。ここまでの流れを整理できていれば更に詳しく述べる必要はありません。かえってくどくなりますので簡潔明瞭に文章を締めくくりましょう。

  • 〜「以上の理由から、貴学への入学を希望する。」
  • 〜「以上、御社を志望する理由です。」

今回のまとめ

今回は「志望理由書を書くための4ステップ」の中でも2つ目の山場となる「ステップ4. 合格後(入学後)どうするか」について、2回の変換が必要であることを説明しました。

  1. 「目標を抱負に変換する」
  2. 「抱負を意思表明に変換する」

今回の流れもしっかり覚えておいてください。これで志望理由書を書くための4ステップは終了です。この後面接が控えている場合に備え、ここまでの内容を完璧に覚えたあとは練習あるのみです。頭に自分のストーリーを入れ、練習の回数を重ねて自然に言えるようにしていきましょう。
次回の最終回では【終章】として「今までのまとめ」と「応用」をお伝えします。今までの内容をしっかり理解した後、更にブラッシュアップさせていきましょう。

***関連記事:志望理由書の書き方4ステップ***

(文章添削士協会blog班)

   

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