幕の内弁当から学ぶ「伝わる文章」とは?

「記憶に残る幕の内弁当はない」

  この言葉は作詞家であり、AKB48などのプロデューサーでもある秋元康がテレビ番組の中で語っていた言葉です。

 幕の内弁当とは、「俵型の握り飯と数種類の副食(おかず)を詰め合わせた弁当」のことです。おかずは、卵焼き・かまぼこ・焼き魚・揚げ物・煮物・漬け物・佃煮など、汁気のない数種類のおかずが詰め合わせられています。

 引用:幕の内弁当の「幕の内」とは? 由来や松花堂弁当との違いについて (ichi-point.jp)

 江戸時代に芝居を見ていた観客が休憩時間(幕間)に食べるための弁当が由来であるなど諸説ありますが、現在でもスーパーやコンビニで販売されているものから冠婚葬祭での「ハレの日」に使われるなど、様々な場面で登場します。

 しかし、秋元康が「記憶に残っていない」と語るのには理由があります。

 それは「あれもこれも入っていて結局何を食べたか覚えていない」ということなのです。

 文章でも同じことが言えます。

 例えばAについて書いていたはずが、途中でBも入れて、さらにCも入れて…と繋げているうちに論点がズレてしまって途中から「何を言っているのかわからない」文章になっていて、後で読み返すと頭を抱えてしまう状態です。

 これでは、読み手にも言いたいことが伝わりません。おかずが多過ぎて、何を食べたか記憶に残らない「幕の内弁当」のような文章になってしまったのです。

 なぜでしょうか?

 それは途中で「書く目的がブレてしまっている」からです。

 最初に読み手に対して「何を伝えたいのか」を明確にしておくことが必要なのです。

 つまり「メインのおかずはひとつにする」ということですね。
 それを続けていくうちに、読み手が理解できる文章を書けるようになるのです。

 では、読み手が理解できる文章を書けるようにするためには何が必要でしょうか?

 それは「お手本となる文章」を見付けることです。

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