一人で会社を運営するにあたって、何冊か本を頂いたり読んだりしたので、『一人会社』についての代表的な3冊を挙げて、そこから学んだ共通点について、頭の整理。
まずは1人で年1000万円稼ぐ! 個人事業のはじめ方 (アスカビジネス)
- 作者:大槻 貴志
- 発売日: 2020/05/25
- メディア: 単行本
会社に依存せず誰もが自立して生きる社会を目指している筆者が書く、自由への道。最終的に起業しないことも選択に入れて考える、というところに本当の自由を感じます。
社員ゼロ! 会社は「1人」で経営しなさい (アスカビジネス)
- 作者:山本 憲明
- 発売日: 2017/11/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
小規模事業で、自立して効率的に生きていくことを書いた本。筆者が税務にも詳しいことから、ホコタテで言うとタテ側の見解が深い。
ひとり社長だから自由自在! 驚くほど高収益なビジネスモデル設計法 (アスカビジネス)
- 作者:一圓克彦
- 発売日: 2020/06/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
タイトルの通り、ホコタテで言うとホコ側。ガンガン回してガンガン行こう。
※なお、今まで気づかずにいましたが、3冊とも明日香出版社でした。
気づきの共通点のまとめ。
お金より仕事より、自分のメンタルとの戦い
- 本当に死ぬ気でやれば、食っていくことくらいはなんとかなる。
- 事業上の決定は全て自分が決めるしかない。その決定によって起こることに耐えられるか。
- 仕事は絶対に終わらない。どうやって自分をコントロールするか。
- なんでその仕事をやるのかを突き詰めて考えて、心で決める。
生産性を高めること
- 可能な限り自動化すること。定常業務にかける時間を無くすくらいの覚悟で(外注可)。
- 仕事でつながる人を慎重に選別すること。口コミは一番安心できるルート。
事業を戦略的に設計すること
- 商品の構成は、その構成内で商品が相互補完するように心がけること。
- ブランディングをして、プル型で仕事を得るようにすること。(手法としてのホームページは有効。外部組織に登録するのもあり。ただし、ブランディングできてないと新規顧客獲得は不可。)
スピードを重視すること
- 規模や品質の安定は企業に勝てないので、スピードで勝ることを心がけること。
- 辞める判断も早くすること。(人的リソースは自分しかいない)
固定費をかけないこと
- オフィス、保険、いろいろなサブスクは本当に必要か。
- 効率を高めるための外注は個別判断
【感想】
3冊とも事業者個人の信頼を大切にしていると感じました。
『パーソナルブランディング』というと、前向きな派手さをイメージしがちですが、それよりも『期待に応え、引き受けたことは間違いなくやり切る。』という、企業の中にいても重要な要素を体現することが、基本だと改めて感じました。本業にも生きる学びでした。
以上です。