志望理由書の書き方
志望理由書を書くための4ステップ【前編】
前回は「志望理由書を書くためのストーリーは恋愛と同じ」とお伝えしました。
↓↓ぜひ、【序章】をお読みになってから本記事をご覧ください。↓↓
今回から2回に分けて「志望理由書を書くための4ステップ」について詳しく説明していきます。
まずは4ステップの確認です。
それでは、上記の図の流れを具体的に説明していきましょう。
ステップ1.将来の夢
まず最初に自分の将来の夢を宣言します。
志望先の価値観と、自分の価値観が一致しているかを確認しましょう。
価値観の例
- 「自分の将来像」
- 「自分が将来やりたいこと」
- 「自分が大事だと思うこと」
- 「自分が苦手とすること」
価値観を一致させる
志望先が大学や専門学校であれば学習内容や教育理念、会社であれば注力している業務領域や今後の事業計画、それぞれにあわせて自分自身の「将来の夢」が一致していることが最も大切です。
つまり「自己分析ができている」と思ってもらい、その上で「自分が志望先で活躍する将来像」をイメージしてもらうことができたか、なのです。
事前に丁寧にリサーチした上で志望先の価値観と合致した「将来の夢」を宣言しましょう。
将来の夢の注意点
「将来の夢を宣言する」際の注意点です。「●●になる」を「夢」にすることは避けましょう。
なぜならば「一生かかっても到達できるかどうかわからないほど遠くにある目標」が本来の「夢」だからです。「●●になる」は「夢」に向かって進むスタート地点に過ぎません。
将来の夢は必ず「〇〇な●●になる」(例:生徒の気持ちがわかる教師になる)あるいは「●●になって△△する」(例:市役所職員になって市の経済発展に寄与する)という形で表現しましょう。
ステップ2.夢を抱いたきっかけ
自分の考えを述べる
自分が歩んできた人生、感性や考え方を伝えることで、志望先は安心して聞く姿勢をとってくれます。
将来の夢を宣言した後は、過去に戻って、なぜその夢を抱くようになったのか、きっかけとなる経験を書きましょう。
「過去の自分」と「現在の自分」を関連づける
大切なポイントは、ステップ1の「将来の夢」と、ステップ2の「夢を抱いたきっかけ」の間に関連性を持たせることです。将来の夢が過去の実体験からきていることがわかると「過去の自分」と「現在の自分」のつながりが明確になり、説得性を持たせることができるためです。
字数にまだ余裕がある時、または字数を埋めるのが困難な時は具体的に細かく書き、「過去の自分」「現在の自分」を関連づけることでより一層文章の内容に幅を持たせましょう。
ただ、「ステップ2,夢を抱いたきっかけ」は、志望理由書を書くための4ステップの中で、もっとも優先順位の低いものです。あくまでもステップ3. 「なぜこの志望先か」、ステップ4.
「合格後(入社後)どうするか」に重きを置きましょう。
今回のまとめ
今回は「ステップ1. 将来の夢」「ステップ2. 夢を抱いたきっかけ」を志望理由書を書くための4ステップ【前編】として説明しました。次回は志望理由書を書くための4ステップ【中編】として「ステップ3.なぜこの志望先か」 「ステップ4.「合格後(入社後)どうするか」を説明します。
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(文章添削士協会blog班)