【涼味愛滋郎】文章アレルギーの私が文章添削士になった理由

 私が文章添削士になった理由は、文章を書くことが苦手だと感じている人のストレスを軽減し、自由自在に書けるようにお手伝いがしたいからである。そして文章を書くことを自身の強みにして、日本国内だけでなく世界中で活躍していく人が増えることを望んでいる。

 もともと私は幼い頃から文章を書くことが好きだった。でも、私は文章を書くことが得意ではない。むしろ下手である。周りからは「表現がヘン。内容が伝わらない」「突飛な例え話で共感できない」などと言われたことが度々あって、それ以来文章を書くことが嫌いになった。

 私の書いた文章はそんなにヘンなのか。どうしたらわかりやすい文章が書けるのだろう。何がおかしくてどう直せばいいのかを知りたくて、ネットで調べた文章添削士養成講座の説明会に参加した。講師の言葉に感銘を受け「この講座なら、自分の文章アレルギーを克服できるかもしれない」と養成講座の受講を決めた。学習は単純に楽しく、文章を書くための手順を改めて知ることで、私は本来書くことが好きだったのだという感覚を取り戻すことができた。

 今でもまだ文章を書くのは下手だし、何を書くのかについては悩む。でもどうやって書けばいいかわからないストレスからは開放された。この嬉しい変化を誰かに伝えたい。文章アレルギーを克服して、どんどん書いて上手くなろうと決心した。

 先日第168回芥川賞受賞の井戸川射子さんが「私はただ言葉を正しく並べ、自分が思ったこと、見たことをそのまま書き残せたらいいなと思って書いています」と朝日新聞のインタビューで答えていた。思わず「私も同じだ」と心が躍った。文章を書く喜びや書けるようになる感動を共有したい。文章添削士はそれが叶う仕事だからである。

(涼味 愛滋郎)

   

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