茨城弁についてのあれこれ

第1回 茨城弁のアクセント 

 「茨城弁」っていうとどんなイメージを持たれるのでしょうか?

 恐らく、「訛りが強い」「言葉が尻上がり」などのイメージがあるかと思います。

 そういう私は、茨城で生まれ育ち、今は埼玉県在住です。
 学生時代に初めて茨城県外に出た時、私が喋る言葉に対して、「訛りがあるね」とか、「お前は東北出身か?」と良く言われたものです。今でも話をするとすぐにバレます。

 特に、お隣の福島県に近付くほど訛りが強くなります。
 電車に乗っていても、女子高校生が茨城弁丸出しの会話をしているのを聞いていて「大丈夫か、おい」と思う事も度々あります。

 TVなどでも何かとバカにされる我が「茨城弁」その一方で、友達の結婚式でとある女性から「人柄が良く出ていて暖かい」という誉め言葉をいただいたこともあります。

 このページでは「茨城弁」について、私も改めて勉強してみたいと思っています。

第2回 茨城弁のアクセント 

 「茨城弁」には「言葉の抑揚」が無い。という特徴があります。

 つまり「アクセントができない」ということです。

 かくいう私も小学校1年生の頃、国語の時間で「橋」と「箸」といった同じ音で違う意味を表す言葉について勉強した時に、違いが分からず、皆の前で笑われた思い出があります。

 今でも私には違いが分かりません。

 「アクセント」の話で必ず思い出す話があります。

 私が中学生の頃、担任の先生が不在で教頭先生が自習時間にやって来た時にして下さった話です。

 昔、教頭先生を始めとする数名で新潟に旅行に行った時のことです。
 とある旅館の部屋で「牡蠣」の話で盛り上がっていたそうです。

 「牡蠣って酢づけにするとうめえんだよな。。。」

 という話をしていたところ、そこの女将さんは最初変な顔をしていたそうです。
 でも、そうとは知らず更に「牡蠣」の話が進み、食事の時に追加で注文をしました。

 しばらく経って女将さんが持って来たのは「酢づけの柿」。
 その場にいた全員がずっこけた。という話でした。

 あの当時はクラス中が爆笑でしたが、「茨城弁」を語る時には今でもこの話を思い出してしまいます。

第3回 茨城弁の発音【その1】

 茨城弁の発音は、ドブ川の如く「濁りっぱなし」・・・。  
 とにかく「濁音」が多いです。

 別名「ずーずー弁」とも言われる所以かもしれません。

 私個人の意見ですが、恐らく「いばらぎ」と他県人に馬鹿にされる一つの原因になっているのではないかと思います。

 私も普段の会話で「頭が痛い」というのを「あだまがいだい」と発音していますし、「水戸」も「みど」になってしまいます。
 そう考えると結構思い当たるフシがあります。

 発音でもう一つ特徴的なのは「い」と「え」の区別ができない、というのがあります。

 私は中学生のころ、近所の塾に通っていた時代がありました。
 その塾の国語の先生はおばちゃん先生でした。

 同じ塾の生徒に「井上君」という人物がいました。

 その先生はいつも「えのういくん」と発音していました。
 クラス全員は爆笑でしたが、会社に入ってからも、年配の人の発音を聞いていると区別ができていない人が存在します。

 そういう部分では、一つの大きな特徴ですね。

第4回 茨城弁の発音【その2】

 第三回目では説明してなかった発音の特徴についてお話します。

 よく、テレビ番組で茨城県出身者、もしくは茨城弁を真似する人で必ずやるのが「語尾が上がる」というのがあります。

 真似をする人はともかく、私たち茨城県人は知らず知らずのうちに尻上がりの言葉遣いをしています。

 例えば、「私はここにいるからね」という言葉を茨城弁にすると、
「私はここにいっからよ」ってな具合で最後の「よ」のあたりの語尾が上がります。

 そして、語尾でもう一つ特徴があるのが「~べ」「~ぺ」という言葉を使うことがあります。
 ちなみに「今日、遊びに行こう」というのは「今日、遊びにいくべ」となります。
 また、他人に同意を求める場合は「そうだっぺよ」となります。

 ここでもやはり「よ」のところの語尾が上がります。

 「茨城弁講座」もいよいよ大詰めを迎えました。
 次回は最終回で「茨城弁の地域性」というタイトルでUPする予定です。

第5回 茨城弁の地域性

 茨城弁の特徴については今までの4回でほとんど説明が終わりました。
 最後に「地域性」についてお話したいと思います。

 「茨城弁」って1種類だと思っている方も多いと思います。
 しかし、日本語同様、「茨城弁」も地域によって違いがあります。

 代表的なのは「○○だっぺ」という表現です。
 水戸地区・県北地区では「だっぺ」です。

 しかし、ある地域を境に同じ意味でも言葉自体が変わっています。
 特に県南・県西地方では「○○だへ」という言葉を使います。
 余談ですが、福島県棚倉地方だと「○○だっぱい」という言葉になります。

 他にも、地域によって通用する言葉と通用しない言葉があります。
 「いしこい」という単語を例に取ると、県北・県央ではメジャーですが、県西地方では「???」っていうのがあります。また、その逆のケースもあります。

 やはり江戸時代に水戸を中心とする地域は徳川御三家の領土なので言葉が統一されている。というのと、県南地方のように小豪族がひしめき
あっているとその領土によって言葉が変わるという説があります。

 「茨城弁」とは言っても様々な違いがあるものなのです。

 私の勉強不足のところもあって、わかりづらい点もあるかと思いますが、少しでも「茨城弁」に対して興味・関心を持っていただければ幸いです。

(茅根康義)

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